群馬県障害者芸術文化活動支援センター「こ・ふぁん」人材育成事業 第3回
■「想った、感じた、考えた」
-障害者アート作品展とその世界- 研修会を開催しました
9月20日、令和6年度第3回人材育成事業「想った、感じた、考えた -障害者アート作品展とその世界-」研修会が前橋市の群馬県生涯学習センター第1研修室で行われました。
群馬県障害者芸術文化活動支援センター「こ・ふぁん」では、初年度の人材育成事業において参加者アンケートを実施したところ、「事業所外部での作品発表の方法について知りたい」「展示会を開催するに当たっての知識や技術を身に着けたい」「出展の際の額装の方法について具体的に知りたい」などの意見や要望が寄せられました。そこで今年度は「作品展開催と出展、作品の鑑賞等」をテーマに研修を行いました。
参加者は、群馬県内で障害のある人のアート活動をサポートしている人、サポートしたい人、施設管理者などのほか、障害者支援等に関わらず、アート活動に興味のある人、アート活動や発表の機会を考えている人など約20人。
講師は、障害のある人の芸術作品を発表する場を全国でいち早く整え、優れた作品展を開催し続けている栃木県の認定NPO法人「もうひとつの美術館」館長の梶原紀子氏、同館学芸員・とちぎアートサポートセンターTAMの五味渕仁美氏、NPO法人工房あかねの原風香氏。
第一部は、梶原氏が美術館の始まりからこれまでの経緯、各美術展開催でのエピソードなどを交えながら、「作品の選考基準についてはいろいろな尺度があると思うが、自分の表現ができているか、自発的に表現しているかという視点を私たちは大切にしている」と言及し、そのうえで「作家の思いや物語が伝わるよう、作品の持っているチカラを最大限生かせるように額装や展示方法を工夫している」と展示への姿勢を伝えました。
第二部は五味渕氏による、額装やキャプション、梱包、輸送などについての講義を行いました。同美術館で実際に使用しているさまざまな額や手法を紹介しながら、額装する上での準備や心構え、服装や道具など細部に渡って具体的なアドバイスを添えて実演。「作品をどう見せたいか、どうしたら輝くかを考え、作品とじっくり向き合いながら額を選んで」と受講者に呼びかけました。
第三部はNPO法人工房あかねの原風香氏が「アート活動での気づき」を講話。「支援する側はどうしても気負いや焦りが出てしまうが、ぜひゆっくりと支援活動を進めてほしい。まずは利用者が楽しいと思えるよう、肯定し、精神的な安定も大切にして」と、現場での体験を交えて助言しました。
想った、感じた、考えた・・・障害者アート作品展とその世界・・・ 02







